缶バッジをじぶんで作ろう

カムシカドルボードやカンダタマントや宝箱のしぐさの追加でDQ10の話題が大賑わいですが、そんな中ぼくはひっそりとオレオレ缶バッジブームでテンションあげておりました。

やばいこれは。カンタンだし、市販品と遜色ない仕上がりになります。

缶バッジはじぶんで作れる

缶バッジをじぶんでつくるというと、ちょっと検索するとわかりますが、手づくりクラスタの間ではよく知られている方法があります。
100均の「くるみボタン」のキットを購入して、デザインした紙とクリアポケットのような透明なシートを切り、くるみボタンに押し込んでつくるのがポピュラーな手法です。

ただ、これだとどうしてもシワができてしまう。

紙でつくるとシワができちゃう
左側が紙とクリアポケットでつくった缶バッジ。
右側は今回紹介する方法でつくったものです。

薄い紙を使うようにしたりうまくつくればもっと軽減できるのかもしれないですが、紙でつくる以上ある程度のシワは仕方ないかも。

そこで今回は「のびるラベル」を使って缶バッジを作ります。

のびるラベル
曲面に貼るのに適した、ひっぱると伸びるタイプのシール台紙(インクジェットプリンタ用)です。
今回はこちらを使用していきます。

1000円以上する上に3枚しか入ってないです!高い!
でもこれを使うと感動するほどきれいにできますし、1シートで12個分、1セットで36個の缶バッジが作れる計算になります。(そんなに作らないとしても、ほかにも使いみちはありそうですよね)

はがきサイズもありますが、今回つくるサイズの缶バッジはA4のシートで無駄なく12枚とれます。はがきサイズだと無駄な部分ができてしまい2枚しか作れませんのでご注意ください。

透明ラベルでつくった缶バッジ
ちなみに、のびるラベルには白色と透明タイプがあります。

透明タイプを使うと、画像のようにくるみボタンの下地のメタリックな質感を活かした缶バッジができます。
100均のくるみボタンは、小キズがいっぱいついているので、そのまま使うと新品なのになぜかビンテージな風合いになってしまいます。気になる場合は研磨剤などですこし磨いてから使いましょう。

白色のシートのほうが発色がよく、カラフルな缶バッジをつくるのに適しています。
今回は白いラベルを使って作ります。

用意するもの

用意するもの
  • のびるラベルA4×1枚
  • 38mmのくるみボタン制作キット
  • 安全ピン(2号って書いてありますがこれは規格サイズなのかな?わかりません)
  • アルミテープ
のびるラベル以外はすべてダイソーで購入しました。
くるみボタンキットはサイズ違いもありますが、(ダイソーで)いちばん大きい38mmを使います。
別のサイズを使用する場合は、サイズを調整してつくって下さい。
(追記:一部27ミリ用のサンプルも追加しました)

キットには9個のくるみボタンが入っています。たくさんつくれるなぁーと思いますよね?
でもつくりはじめると、簡単にぽんぽんできてしまうので、きっと物足りなくなります。
ダイソーに何度も走る羽目になります。多めに買うのが吉です・・・。

つくりかた

缶バッジをつくろう
付属の型紙にあわせて、すきなデザインを作ります。
じぶんで好きなデザインをつくるのが楽しいのですが、「じぶんで作れない!」という方はデザインをダウンロードしてお使いください。
デザインができたら、プリンターでA4ののびるラベルに印刷します。
ラベルの説明書をよく読んで、お持ちのプリンターに適した設定でできるだけきれいにプリントしましょう。

いちばん下に追加ファイルがありますので、お好みでどうぞ。

切り抜く
ラベルを切り抜いておきます。
端はくるみボタンの中に入って見えなくなるので、きれいに切り取る必要はありません。
だいたいラインに沿って丸くなっていればOKです。
くるみボタンキットの内容
くるみボタンキットにはパーツ2つずつのセットと打ち具、打ち具台が入っています。
パーツが嵌った状態で入っていることが多いので、画像のように分けておきます。
しっかり嵌っているとかなり外しづらいのですが、ヘアピンの先などを隙間に挿しこんで分けます。

嵌ったまま作ってしまうとあとで大変だよ!

ラベルの中央に置く
のびるラベルの台紙を剥がし、シール面を上にして置きます。
くるみボタンのカーブしているほうのパーツをラベルのまんなかに置きます。
貼る
表側からすこし縁をなぞって、まんなかに貼れているか確認します。
柄が縁から切れてしまいそうな位置だったら、はがして貼りなおし、位置を慎重に決めます。

位置が決まったら、気泡が入っていないかよく確認して、入っていたらその部分をはがして貼りなおします。

側面も貼る
正面が貼れたら、側面を貼っていきます。
シートをすこしひっぱるようにして、シワができないように貼ります。
目立つシワができてしまったら、はがしてもういちど強めにひっぱって伸ばしながら貼ります。
裏側を半分貼った状態
側面が貼れたら、残ったシートを裏側に貼りつけていきます。
裏はシワを折リたたんで格納するようなかんじで処理します。
その際側面がシワにならないように、シワができたらその部分をひっぱって調整しつつ貼っていきます。

ギョウザを包むのがうまい人は上手にできそう(なんとなく)

裏側に印をつける
裏側も貼り終えたら、表面の絵柄を確認して、いちばん上になる部分に油性ペンで印をつけます。
金具が縦になるよう置く
打ち具台にシートを貼ったくるみボタンを裏返してのせます。
油性ペンの目印を基準に、くるみボタンのフタ側のパーツの金具が垂直になるようにして載せます。
(安全ピンを通すため、穴を横向きにする)
打ち具で押しこむ
水色の打ち具をその上にのせ、真上から体重をかけてしっかりと押し込みます。
カチッと音がして金具がしっかり嵌まればOK。
くるみ完了
くるみ完了。
くるみボタンとしてはこれでできあがりですが、缶バッジにしたいので安全ピンを取りつけます。
安全ピンを通す
安全ピンをくるみボタンの裏側の金具に通します。
金具をくぐらせる
安全ピンの「くるっとなってるところ(なんて呼ぶかわからない)」を金具にくぐらせます。
くぐらせたところ
くぐらせたところ。わかりやすいように針を開いていますが、ここからは針を閉じて作業します。
アルミテープを用意する
安全ピンを取りつけましたが、このままだと安全ピンがぐらぐら動いてズレてしまい使いづらいので固定します。

アルミテープを2センチ幅にカットしたものを用意します。

アルミテープを貼る
くるみボタンの金具ごとふわっと覆うようにアルミテープを貼りつけます。
貼ったらすきまを潰すようにして固定します。
できあがり
これでバッチリ!できあがりです。
量産!
つくりかたの手順はていねいに書きましたが、じっさいつくるとめっちゃ簡単にきれいにできちゃうので、いっぱい作ってしまいましょう!

今回は缶バッジを作りましたが、こんなふうにくるみボタンを利用したパーツでマグネットや髪飾りや携帯アクセサリーをつくっている人もいます。工夫すればいろんなものが作れそうですね。
沼の住人の方はレジンなど合わせて加工してもいいかもしれません。

追記:コーティングについて

作った缶バッジの用途によっては、コーティングをしておくといいです。
インクジェットで印刷してるため、そのままで雨濡れなどすると印刷が流れてしまいます。

風通しのよい場所で透明ラッカーを絵柄の面にスプレーして、しばらくそのまま置いて乾かしましょう。

ぼくはこちらを使用しました→ アスペン ラッカースプレー 300ml クリアー(Amazonアソシエイト)
ホームセンターなどに売っているものでOKです。100均にもあるようです。

もちろん室内で飾るなどの使いかたでしたらそのままでも大丈夫ですよー!

追加しました。(3/9)

追加
A5サイズのPDFなので、A4のラベル用紙を半分に切ってからお使いください。
右下の緑色のやつは穴埋めに入れたので、あとでリストラするかも(レア)
(—とおもったけどだいぶ人気っぽいからそのまま4/22)
盾コレクション
A5サイズのPDFなので、A4のラベル用紙を半分に切ってからお使いください。
中心を慎重に位置合わせしないとズレが目立つので難易度高めです。
盾コレクション27ミリ版
6/23追加
A5サイズのPDFなので、A4のラベル用紙を半分に切ってからお使いください。
ダイソーの27ミリのくるみボタンに合わせたサイズです。

すれちがい中バッジ追加しました。(4/22)

すれちがい中
A5サイズのPDFです。A4のラベル用紙を半分に切ってからお使いください。
オフイベントや超のつく会議や普段のすれちがい通信に。

バッジじゃなく丸ステッカーにして3DSに貼るなどしてもいいかも。

めだまコレクション(7/24)

めだまコレクション
A5サイズのPDFです。A4のラベル用紙を半分に切ってからお使いください。

無地カラーのアイテムと組み合わせるとオリジナルのキャラクターグッズができちゃうかも。

フリーテンプレート(12/20)

缶バッジテンプレートの使い方
A5サイズのPDFです。A4のラベル用紙を半分に切ってからお使いください。
フリーテンプレートの使い方
●PDF内にレイヤー情報を維持しているので、Photoshopで開くとガイドのレイヤーを非表示にしたり自由に編集できます。
●その他の画像編集ソフトで開いて画像を入れることもできます(レイヤーは維持されないかもしれません)
●Adobe Readerで画像を挿入することもできます。その場合はガイドが配置画像の下に隠れてしまいますのでご注意ください。

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